[New Video Added]日本2018年2月上映: 真人版電影《River’s Edge》(リバーズ・エッジ)

Web : http://movie-riversedge.jp/
Twitter : https://twitter.com/RiversEdgeMovie

リバーズ・エッジ

欲望と不安の中で生きる若者の青春を描く岡崎京子の衝撃作、ついに映画化!

繰り返されるリアルなセックスと暴力、日常を生きることの違和感といった、若者たちの心の揺らぎを描いた岡崎京子の作品たち。雑誌「CUTiE」で1993〜94年にかけて連載され、青春漫画の金字塔として時代、世代を超えて熱狂的な支持を集める代表作『リバーズ・エッジ』が発表から20年の時を経てついに映画化。自由に生きる今時の女子高生・若草ハルナに二階堂ふみ。執拗なイジメに遭い、河原の死体を心の拠り所にしている同性愛者の山田に吉沢亮。そして、死体の存在を共有するモデル・吉川こずえにSUMIRE、ハルナの恋人で山田をイジメる観音崎に上杉柊平、山田への異常な愛を加速させる田島カンナに森川葵と、これからの日本映画の新時代を担っていく錚々たる若手俳優たちが出演。衝撃的な若者の世界に体当たりで飛び込み、その確かな演技力で鮮烈かつリアルな「生」と「欲望」をフィルムに焼きつけている。監督を務めるのは、初の漫画原作を手掛ける行定勲監督。原作に深く魅了され、オリジナルの仕掛けを加えるとともに新しい岡崎ワールドを形にしている。閉ざされた高校生活の中で感情や愛情、欲望を持て余しながら不器用に生きる、”あなた”だったかもしれない登場人物たちを浮き彫りにしながら、物語は大胆に加速していく──。
ストーリー

「若草さん、今晩ヒマ? 僕の秘密の宝物、教えてあげる」。若草ハルナ(二階堂ふみ)は、カレシの観音崎(上杉柊平)がイジメる山田(吉沢亮)を助けたことをきっかけに、夜の河原へ誘われ、腐りかけた死体を目にする。さらに、宝物として死体の存在を共有しているという摂食障害のモデル・吉川こずえ(SUMIRE)が現れ、3人は友情とは違う歪んだ絆で親しくなっていく。その一方で、父親のわからない子どもを妊娠するハルナの友人・ルミ(土居志央梨)と同姓愛者であること隠した山田に好意を寄せるクラスメイト・カンナ(森川葵)は過激な愛情を膨らませていく。

二階堂ふみ 若草ハルナ 役

原作を読んだ時の感想、印象は?
衝撃的な空虚、無知ゆえの凶暴、10代でこの作品に出会えた事が財産だと思っています。
若草ハルナの印象は?
「実感」に程遠い、若さと強さを纏った女の子。彼女の目線の先を、つい想像してしまいます。
公開を待つファンへのメッセージをお願いします
映画「リバーズ・エッジ」を、作りたいと思います。頑張りますので宜しくお願いします。
吉沢亮 山田一郎 役

原作を読んだ時の感想、印象は?
自分が生まれた頃の物語ですが、90年代の高校生が抱える虚無感や何か大きな波にのみこまれて身 動きが取れないでいる姿が、現代の若者となんら変わらないと感じました。
山田一郎の印象は?
生きている実感が持てず、死体という絶対的な存在にすがることしか出来ない山田くんの感情は、 どこか共感してしまうところがありました。
公開を待つファンへのメッセージをお願いします
ハードな撮影ですが、最後まで監督を信じて頑張ります。
上杉柊平 観音崎 役

一瞬で駆け抜けた撮影期間でした。魅力的な日々でした。青春を生きた毎日でした。全体が一つでした。“生”を感じる手段として暴力に明け暮れる観音崎。ひたすらに孤独で、心は何も受け入れられずにただ放出するだけ。そんな観音崎が僕は好きです。

SUMIRE 吉川こずえ 役

人見知りな上に役者の経験もほぼ無く緊張していたのですが、キャストの方々が同年代ということもあり親しみやすく、撮影時は和気藹々とした環境でとても居心地が良かったです。 こずえは、一見根暗だけれど、好きな人やもの、嫌いなものがハッキリしている性格。モデルという職業柄、自分と似ている部分もあって、仕事をしている時の気持ちや他人からの見られ方など、共感しながら演じることができました。

土居志央梨 小山ルミ 役

まさに“平坦な戦場”だった撮影期間、ルミの目を通して見た景色を思い出すと心がヒリヒリ焼けるようです。静かに公開を待つばかりです。

森川葵 田島カンナ 役

現場に行くと黒い渦に飲み込まれるようでした。それはきっとこの『リバーズ・エッジ』に出てくる若者たちを演じているキャストが醸し出していた雰囲気だと思います。この渦は、若者ならば誰でも抱えたことのあるような渦で、きっとこの『リバーズ・エッジ』が公開される時には、全国の皆さんの渦と混じり合い、何か大きな影響が出るような気がしています。公開が今からとても楽しみです。

行定勲 監督

岡崎京子の「リバーズ・エッジ」を映画化するにあたってのコメント
ずっと漫画の映画化に抵抗してきた。しかし、岡崎京子さんの名作はあまりにも魅力的で ついに手を染めてしまった。私たちが生きた穢れた青春は今の時代にどれくらい杭を打てるのだろうか?日々、苦闘しながら撮影しています。
二階堂ふみ、吉沢亮の印象について
主演の二階堂ふみはこの作品に魅了され映画化に奔走した。その姿は逞しく若草ハルナそのもの。吉沢亮は最もキィになる山田一郎として独自の憂いのある雰囲気で存在してくれています。
公開を待つファンへのメッセージをお願いします。
90年代が鮮烈に描かれた傑作を未来ある若い俳優たちと共に今の時代を生きる人たちに届く作品にしたいと思っています。
© 2018「リバーズ・エッジ」製作委員会/岡崎京子・宝島社